東御市ワインとは

東御市ワインとは

東御市について

 長野県の東部に位置する東御(とうみ)市は、2004年に東部町(とうぶまち)と北佐久郡北御牧村(きたみまきむら)が合併して誕生しました。市の半分以上が山林、4分の1が田畑と、豊かな自然が残されており、東西に流れる千曲川を中心に四季折々の美しい風景が広がります。
 東御市では、年間平均降水量が900~1000mm、晴天率は実に90%という恵まれた気候と、水はけの良い土壌からなる傾斜地でさまざまな農作物が豊かに育まれています。古くは江戸時代に養蚕用の桑の栽培が始まり、近年は巨峰に代表されるぶどう、八重原米と呼ばれるブランド米、生産量日本一を誇るクルミ(シナノグルミ)など、その生産品目は多彩です。


ワインシティ東御のはじまり

 1991年、そんな東御市の魅力に魅せられた画家でエッセイストの玉村豊男さんが、ワイン用ぶどうの栽培に適しているとして約500本の苗木を植えたことから、この地のナガノワイン産地としてのストーリーが始まります。標高850m、当時は「ワイン用ぶどうなんかできるわけがない」と言われたそう。しかし、数年後にはこれらの苗木から約14本のワインが出来上がりました。荒廃した桑畑に転がる大きな石や木の根っこを一つ一つ取り除きながら開墾し、少しずつヴィンヤードを広げていく。東御市に降り注ぐやわらかな陽ざしと山々から吹き下ろす冷涼な風が、過酷な作業の疲れを拭い取っていく。いつしか東御市には全国からワイン用ぶどうの生産者が次々と集まり、2015年には新規就農者の受け皿としての役割を担う「アルカンヴィーニュ」も誕生しました。
 2019年には約30haの荒廃農地をワイン用ぶどう畑にする事業も計画されており、ワインシティ東御の物語からまだまだ目が離せません。

  • ワインシティ東御のはじまり

    1991年頃の玉村さん。途方もない開墾作業が続いた。

  • ワインシティ東御のはじまり

    ワインへの熱き思いで、里山を甦らせ夢を実現させた。

1991 玉村豊男さん東御市和に移住  500本のワイン用ぶどうの苗を植える
2003 ヴィラデスト果実酒造免許取得
2004 ヴィラデスト ガーデンファーム アンド ワイナリー設立
2005 蓮見喜昭さん はすみふぁーむ設立
2006 小山英明さん 永井農場ワインプロジェクト始動
2008 東御市が「ワイン特区」に認定
2010 リュードヴァン(小山英明さん)で初醸造
ぼんじゅーる農園(蓑輪康さん)ワイン用ぶどうの栽培スタート
アパチャーファーム(田辺良さん)新規就農
2011 はすみふぁーむ&ワイナリー(蓮見喜昭さん)で初醸造
2012 東御ワインフェスタ初開催
Man Malu Noka(まんまる農家)(波田野信孝さん)2013年 ファーストヴィンテージをリリース
2014 ドメーヌナカジマ( 中島豊さん)ワイナリー開業 ファーストヴィンテージをリリース
2015 アルカンヴィーニュ開業
「千曲川ワインバレー(東地区)特区」認定
2016 「東御ワインぶどう協議会」が発足
シクロヴィンヤード(飯島規之さん)ファーストヴィンテージをリリース
2019〜 東御市祢津御堂地区再生
上田小県地域で最大のワイン用ぶどう畑を造成完了予定

東御テロワール

 ワインの味わいはぶどうの品種、天候、土壌、造り手によって成りますが、その品質はぶどうの出来で決まると言われています。長野県はぶどう栽培に適した自然条件を備え、加工用ぶどうの生産量日本一を誇ります(※)。
 長野県の東部、千曲川ワインバレーに位置する東御市は、千曲川流域の河岸段丘と南向きの扇状地から日照時間の長さ、水はけの良さ、寒暖の差、少雨冷涼で風通しのよい乾燥した気候が良質のワインぶどうを実らせ、世界品質のワインを生み出しました。
 また千曲川を境に、右岸と左岸の地質の違いにより、個性の異なるワインが生まれ、まさに本場フランスのボルドーを彷彿とさせます。
 近年では日本のワインコンクールで受賞をしたり、国際交流の場で供される場面などもあり、品質だけでなくその評価も高まっています。

※農林水産省 平成25年産特産果樹生産動態等調査

日照時間 2110時間
晴天率 90%
降水量 979.6 mm
平均気温 9.3℃

(年間)

テロワール〔terroir〕(仏)

気候・土壌・地勢などのその土地固有の自然環境のこと。ブドウの生育に大きな影響を与え、ワインの個性そのものといえる。

個性豊かなワイナリーが集う

 東御市はかつて酒税法の定める正規の最低生産量(6000リットル)の3分の1の規模で果実酒造免許が取れる特別許可地域を申請し、県内初のワイン特区として認定されました。その為小規模のワイナリーや新規就農する人々が多く移り住み、個性豊かなワイナリーが揃う県内でも珍しいワインエリアとなりました。今ではそのエリアがさらに広がり、2015年6月からは近隣8市町村からなる千曲川ワインバレー特区を申請し、内閣府から認定されました。長野県内には4つのワインバレーがあり、生産量日本一を誇るワイン用ぶどうの一大産地として活気を帯びています。

ワイナリー&ヴィンヤードの紹介

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